講演者プロフィール |
鈴鹿工業高等専門学校 生物応用化学科
助教 小川亜希子先生
<略歴> 2005年 福井大学大学院工学研究科 博士後期課程 学位取得終了 同年 セーレン株式会社に就職 (研究開発センター 研究員) 2007年 鈴鹿工業高等専門学校 生物応用化学科助教 奉職 現在に至る 偏屈者は考えました。自分の生かせる道はなんだろう・・・ 行き着いた先が研究者。 私にとっての研究は、 個性の集まりで自由で独創性に溢れていて輝く未来のある、 キラキラした存在でした。そんな憧れから歩み始めた道です。
<プロフィール>
1977年10月12日生
生粋の福井育ちですが、冬の寒さと雪に負けておりました。現在、三重県鈴鹿市在住。晴天の続く冬に驚き
つつ、お伊勢参りなどなど楽しんでいます。
趣味:舞台鑑賞(ライフワーク?)とジム通い、アコギ(心の友です)
■研究テーマ
動物細胞培養技術を利用し、環境にやさしい生産技術を達成したいと考えて研究を行っています。
<主要テーマ> ・バイオ医薬品の生産過程で生じる精製後廃液の有効利用技術の構築
・めっき加工品の生体毒性評価系の構築と作用機構の解明
■所属学会・協会等
生物工学会、化学工学会、日本動物細胞工学会、農芸化学会
■資格・所属等
生物工学会和文誌編集委員
<著書・論文等>
■論文
1. A. Ogawa, et al, Supplementation of sericin is effective in maintenance of islet survival and function
under serum free culture, Animal Cell Technology: Basic & Applied Aspects, 14, 107-112 (2006)
2. A. Ogawa, et al, Improvement of islet culture with sericin, JBB, 98, 217-219 (2004)
3. A. Ogawa, et al, CrmA and Bcl-2 protect a cell line derived from islet of Langerhans, RIN-5F from
hypoxia-induced apoptosis, Biochemical Engineering Journal, 20, 209-215 (2004)
講演概要 |
好きこそものの上手なれ!とは、私が進路を決める際のキーワード。
人間に限らず、生物は生きていくことそのものが神秘の塊であって奇跡なのですから、
全く臆することなどありません!と、バイオテクノロジーに関わる期間が長くなるほど、深く感じるようになって
きました。
好きなことって、時間が経つのを忘れてしまったり寝る間を惜しんで没頭したりしますよね。
それが仕事に結びついたら、この上ない幸せだと思いませんか。
私にとって、研究はまさにそんな好きなものなんです。
いざ仕事となると課題が山積みなのが現実です。
何をやるにしても継続することが難しく、先の見えない不安と自分の無力さにゲンナリしてしまうことって、
必ずあると思うのです。
おそらく進路を悩むひとつの大きな壁ではないだろうか、と思います。
そんな時、私が経験した(いやいや、現在進行中の)研究生活を思い出して、エネルギー源にしてもらえたら!
と考えています。
はい、こんな奴でも生きていけるのです!